留意事項
遺族シミュレーションにおいては、資金残高キャッシュフローおよび支出キャッシュフローの留意事項を引き継ぎます。
将来の状況によっては、実際のキャッシュフローが今回作成したものと大きく異なる結果になる場合があります。分析レポートの金額はあくまでも試算ですので、資金計画を行う際の目安としてご利用下さい。
遺族シミュレーションでは、将来の30年間の各年度をご不幸の発生シナリオとして、1年ずつずらしながらご不幸を発生させてキャッシュフローを作成します。各シナリオでは、その不幸発生年度の年初にご不幸が発生するものとします。
資金残高キャッシュフローの段階で資金残高が残高目標(またはゼロ)を下回る期間がある場合、シミュレーションの結果として得られる「資金不足額」は有意な情報として使用できない場合があります。シミュレーションの結果として得られる資金不足額にご不幸の発生前から存在する不足額が含まれてしまうからです。資金残高キャッシュフローの段階で資金残高にゼロを下回る期間がある場合は、この点をご理解の上で注文に進んで下さい。
ご不幸の発生後に生じる臨時的収入(一時的収入と期間的収入)の金額には、相続税などの税金や経費を差し引いた後の実際の収入額を入力して下さい。(あるいは、税金や経費を含めた収入を臨時的収入に入力した場合は、税金や経費を臨時的支出に追加で入力して下さい。)
遺族シミュレーションでは、資金残高の不足額の把握に重点を置いているため、資金残高がマイナスとなったときのその増加率にはゼロを使用します。(資金残高キャッシュフローの段階では、残高マイナス時の増加率として、ゼロを使用するか特定の増加率を使用するかを選択することができました。しかし、遺族シミュレーションでは選択の余地なくゼロが使用されることになります。)計算方法が変更となった場合、ご不幸の発生前に資金残高にゼロを下回る期間がある場合、ご不幸の発生前の期間であっても、遺族シミュレーションと資金残高キャッシュフローで資金残高の金額が異なる場合があります。
住宅購入は指定した年度の年初に行われることを前提としています(支出キャッシュフローで住宅購入を選択した場合)。また、ご不幸も発生年度の年初に発生することを前提としています。これらは共に年初に発生しますが、分析レポートでは、住宅購入のほうがご不幸の発生よりも前に起こることを前提としています。従って、住宅購入年度にご不幸の発生が発生した場合、住宅購入に伴う支出がが発生するものとします。
将来出産予定のお子様がいるご家族について、ご不幸の発生年度がそのお子様の出産予定年度より前の場合は、そのお子様は誕生しないものとして、そのお子様の教育費を除いてキャッシュフローを作成します。不幸発生年度がそのお子様の出産予定年度以後(出産予定年度と不幸発生年度が同じ場合も含む)の場合は、そのお子様の教育費を含めてご不幸の発生後のキャッシュフローを作成します。
ご不幸の発生後は単親家庭(一人親家庭)となることを前提としてキャッシュフローを作成します。従って、実家のご両親や兄弟姉妹の方などと同居する場合は、シミュレーションの結果が大きく異なる場合があります。